うちのバカ犬、紹介しましょう。

今から18年前。

誰がつけたか覚えてないけど、なんとなくいつの間にか名前は「ジョナ」になってました。

初めてウチに来たときは、居場所が見つからず、元気もなく。なんとなく「首輪が苦しいのかな」と思って首輪を外してあげたら、これがビンゴ。そっから、よく懐いてくれました。

ボール投げが大好きで、そりゃもう気が狂ったように走り回って。タオル綱引きもよくやりました。

そうだ。スティックガムも好きで、あげるとまずはなんとなく匂いを嗅いでから自分の寝床でガリガリ噛んで。横取りしようとすると、ウーと唸るのがおかしくて仕方なかったですwww

走るで思い出しましたが、「よーい、ドン！」って言うと、「ワンッ！」と吠えて家中を走り回る。おいおい、言葉わかるのか天才かと。

散歩はリードなしでした。なぜなら、ソバを離れません。

散歩で思い出すのは、近所で撮影していた舘ひろしが散歩している僕とジョナを見つけて、ジョナに触ろうとしたとき。箱入りムスメ、あっ、ジョナはメスですが、な気質を持つウチの犬は舘ひろしに対して過剰防衛とも言える咆哮。

あああ！大スターになんていうことを！なんて思ったら、舘ひろしは紳士に「元気なワンちゃんだね」スマイルでその場から離れて行きました。渡哲也だったらどうなっていたか…

あっ、そうだ。車が大好きで窓から顔を出しては、よく風を感じてましたね。良い表情するんですよ。

優しいところもあって、僕が腰を痛めて一日中唸っていた日には、そっと布団まで来て、ずーっと側にいてくれました。本日に良いヤツです。

いっぱい遊んで、散歩して、ときに喧嘩して。僕がイタズラしたときの仕返しとして、僕の頭頂部に噛みつき出血させたこともありましたね。割と笑い取れるのでありがたいですw

帰るとシッポが千切れるんじゃないかってくらい喜んで迎えてくれたジョナがだんだん寝込むようになり、しばらくすると排尿がうまくいかずにオムツするようになり、食べる量も減り始め、あんなにモッチモチしてたカラダに肋骨が浮き始めて…

今日、母親から亡くなったことをメールでお知らせもらいました。昨晩、苦しそうに吠えていたキミの声。もう、苦しまなくなってよかったという気持ちと本当に亡くなったんだなという寂しさが残ります。

たくさんの楽しかった思い出を凌駕するくらい死は寂しいです。どうしようもなく寂しい。

寂しいけど、ただ、ただ、ありがとう。18年前。キミをウチに連れてきて本当によかった。本当に本当にありがとう。すごい楽しかった。

しばらく会えなくなるけど、昔遊んだ犬仲間たちがいるらしいっすね。仲良くするんだよ！いっぱい遊んでね。

また、会える日まで。